地域公益事業
可能性を高め、地域とともに躍動する法人へ
地域における公益的な取り組みのより一層の推進
(1)食事や学習などの福祉課題のある子ども達が集える拠点の取り組みを推進します。
(2)地域における公益的な取り組みをより一層推進していくための職員配置を検討します。
(3)地域における公益的な取り組みについての評価を行うとともに、その内容の内外への情報発信を進めます。
地域の課題解決力を高めるための取り組みの推進
(1)地域福祉の担い手づくりを推進するため、若い世代がボランティア活動や自治会へ参画できるきっかけ作り や働きかけを継続して行います。
(2)地域の小学校・中学校などの関係者等と協議し、より一層の交流・連携を図ったうえで、福祉やボランティア 教育機会を積極的に提供します。
(3)府内の成年後見制度の担い手の確保に寄与できるよう、大阪府の法人後見バンクに登録を行います。
(4)地域の高齢者が一人暮らしや認知症になっても住み慣れた地域で安心して生活ができるよう多機関連携の 強化を行い、認知症高齢者に関する啓発活動を実施し、地域の課題解決力を高めます。
地域の認知症高齢者の課題への取り組みの推進
(1)共生社会の実現を推進するための認知症基本法の基本理念にもとづき、地域における認知症への更なる 理解促進や社会参加・環境整備等の取り組みを推進します。
(2)他分野の企業のビジネスケアラーの増加に対する支援に寄与できるよう、OSJ研修・研究センターを中心に 認知症や介護などの基本的な知識を提供します。
(3)地域包括支援センターを中心に家族介護者支援及び悩みをシェアできるコミュニティを構築し、認知症の方 及び家族等が地域において安心して日常生活を営むことができる環境整備を進めます。
令和6年度 主な事業内容
● 高齢者等とSNSでつながり、定期的な情報発信やSNSでのコミュニケーションを通し、 美原荘グループがいざという時のセーフティネットとなるよう努めます。更に、地域において、SNSによる人と人とのつながりを構築し、潜在的な要援護者の発見と支援を行います。 また、定期的に集いの場を提供し、生きがいづくりや社会とのつながりを作ります。
●不登校児について、学校や地域、関係機関と連携して、どのような支援が必要なのかについて協議するとともに、それら児童が安心できる「居場所」について検討していきます。
また、不登校児の居場所拠点を実施している事業所への見学や情報交換を行い、実施に向けた取り組みを進めます。
● 地域住民の健康増進、買物移動支援、学校の長期休暇における子どもの食事支援などの事業をさらに充実・拡大します
不登校児の
居場所作り
地域ニーズへの支援のより一層の推進
● ボランティアコーディネーターを中心として、ボランティア養成講座修了者に対し、地域ニーズの把握をもとにした活動をマッチングし、地域住民が役割のある生活を送れるよう支援します。 ● 子どもから高齢者までが一緒に学ぶことができる介護講座やボランティアの意義講座をシリーズ開催し、ケアラー問題を含め地域の支え合い活動の一助となります。 ● 児童が平日、休日問わず、四條畷荘内で遅い時間まで居ることや食事を食べて帰宅できるよう地域住民とともに支援し、子どもの居場所を確保します。 |
● 和泉市の「子どもの居場所支援臨時特例事業」の参入を見据え、ヤングケアラーを含め多様な課題を抱えるこどもたちが地域で安心して過ごせる居場所づくりに取り組みます。
● こどもの居場所には専門職の専任配置を行うとともに、和泉市の関係機関や他法人と連携し、学生等ボランティアの確保をスムーズに行い、こどもたちへの学習支援や遊び、食事の支援等を行います。
地域の “頼れるパートナー” を目指して
訪問介護事業における他法人との協働
● 子育て世帯・生活困窮世帯・認知症世帯等が抱える制度の狭間で潜在化する“食” の課題に対して、独自配食サービスを展開し、その課題解決に取り組みます。
● 人材不足が喫緊の課題として顕著な訪問介護事業において、その地域課題を主体的に解決するために他法人と協働し、市内において安定的にサービス提供できる体制を作ります。
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● 東部地域包括支援センターを中心に、地域の生活課題を住民一人ひとりが「我が事」のように理解を深め、ともに解決していけるよう、「つながり」を重視した支援の輪を広げます。 ● ヤングケアラー支援として食事提供と併せて、『教育、休む、遊ぶ、健康』をキーワードとした白島荘を身近に感じられるイベントを高齢、障がい事業を含めたご入居者・ご利用者も参加できる形で定期的に開催します。 アウトリーチ等を含め、新たなヤングケアラーの早期発見や、困りごとに迅速に対応できるよう、関係機関とのネットワークの強化を図ります。
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困った時に頼れる
「はくしまさん」
ヤングケアラー
支援体制の構築
● 地域や関係機関に向け、ヤングケアラーに関する研修を開催することで、定義や本質を「知る」「学ぶ」機会を提供し、地域にヤングケアラーへの「気づきの力」を養います。
● 不登校児の活動拠点であるトーキョーコーヒーと連携し、昼食提供や学習指導を行います。
また、物づくり(工作)の講師としては、地域の高齢者も活躍します。
● 不登校児や学校の長期休業期間に保護者が就労等により昼間家庭に居ない児童のために、永寿園とよなかを、体験活動や自主学習の場など多目的に利用できる子どもの第 2 の居場所として解放します。
● こどもランチを令和5年度に引き続き開催をします。令和6年度については、持続可能な取り組みとする為、職員主体の運営から、地域住民主体の運営へシフトチェンジします。
こどもランチ
共育と地域活性
● 小中学生を中心に学校の長期休業期間(春・夏・冬休み)に子供たちの居場所として万寿荘のスペースを解放します。
● 解放時は阪大生や地域住民と連携し自主勉強と地域教育の場を作ります。
● 移動支援のニーズに対応するため、訪問型サービスD事業(移動支援)や福祉有償運送サービスに加え、河南荘近隣の地域高齢者を対象に、無償で医療機関等への送迎を実施します。
● 河南荘集会室を通所型サービスB事業として利用してもらいながら、地域の集いの場としても開放する事で、地域住民の健康づくりや閉じこもり予防に繋げます。
● 交流を通じて人生の選択肢を増やします。
障がいの有無に関わらず、ひきこもりの方や地域住民を対象に自分のペースで過ごし、悩みや情報を共有できる居場所として、障害福祉センターひまわりで「HOT いてカフェ」を毎週定期開催します。また、アプローチが必要な方には、関係機関と連携し支援を行います。
● 新たに地域住民、小学校や児童・民生委員と連携し、朝食を食べられない子どもを対象に、小学校内で「みずほ食堂」を開催し、朝食を提供します。
● 高齢者の外出を支援する「かがやき号」のご利用者に対して、運行バスへの乗車だけでなく、バスの待ち時間に他者との交流や簡単な運動、飲食が提供できる場所を確保し地域住民に提供します。
他法人との連携により、「かがやき号」を週2日から4日に増便します。
● OSJ 人材育成センターが独自に行う重層的支援体制整備の一翼を担う取り組みとして、近隣の地域包括支援センターと協働で認知症カフェを開催し、専修学校の学生が主体となって運営します。